西宮市長

市長への手紙_タイトル

 今春から入ってくる新卒の職員に対して、市長が望まれることは何ですか?

 市役所は3,000人の社員で「住民の福祉の増進」をする会社です。そして、公務員1人を終身雇用するコストは2億円以上。人材採用以上に重要な投資案件はありません。売却可能な土地や設備などの資産とは違います。
 そして、人材の中でも新卒の正規職員採用には、その意味があります。何のために、高コストで「そのままでは戦力にならない無経験な人間」を採用しているのかを自覚しなくてはなりません。現在の会社にフィットして労働力を提供するだけなら、業務委託や臨時職員でなされるべきです。新卒の正規職員には、数十年先の会社に必要な人材になることが要求されています。数十年先の会社が住民に対して提供すべき価値と、自分が会社に対して提供すべき価値を考え、あわせて、現在の西宮から必要とされている現在の会社を、どうすれば未来の西宮から必要とされる未来の会社に移行させるかを考える必要があります。現在の西宮市職員は、現在の西宮市役所に対して現在必要な価値を提供している人材であり、新卒職員とは提供すべき価値が微妙に異なります。
 自分で、創出すべき価値を認識し、自発的に成長し、機動的に動くこと、それに常にコストがかかっていることを自覚することを求めます。

市長の執務室

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